「エッサイの木」から10分ほど歩いたところにある聖ヨハン・ネポムーク教会。
内扉の前の注意書きの一行目には「ここは美術館ではない」としたためてある。

教会の横幅は驚くほどせまい。
おそらく我が家(一般のマンション)の横幅とそう変わらないだろう。
会衆もせいぜい数十人入るくらいか。
しかしその限られたスペースにはひとつの宇宙が完成している。
祭壇を見上げると聖三位一体、そして天井には見事なフレスコ画。
吸い込まれそうだ。
私が祈ってようがなんだろうがいつもはちょっかいを出してくる相方が、この雰囲気に圧倒されたのか、珍しく歩きまわることもなくチョコンと座っていた。
両手に鍵を持っているこの聖像は聖ペトロだろうか?

ケルビム(智天使)の首につけられているちょっとSMチックな(?)首輪と鎖は よく分からない。
天国の鍵で聖ペトロがはずしてあげるということか???
次は、前回閉まっていて訪問できなかった聖母教会へと向かう。
後期ゴシックの、白い内壁が明るく美しい教会である。
祭壇左脇のイエス・キリスト像に目が釘づけになった。

傷が痛々しいが、「私のイエス像」はこのように我々と同じく心と肉の苦しみを感じ、その痛みを共有する神である。
しばらくすると、祭壇前に揃いのブルゾンを着た男性たちが集まり、美しい声で歌い出した。

教会付属の聖歌隊なのか、巡礼の聖歌隊なのかは知らない。
男声独特のまろやかな歌声が教会に響き渡る。
アヴェ・マリアやキリエ・エレイソンなど祈りの曲を数曲歌うと静かに去っていった。
磔刑図の前の「マリアの御悲しみ」像。

幼児イエスが神殿に捧げられた際に、マリアはシメオン老人によって、自身の心が剣で刺し貫かれること《キリストの受難により哀しみを受けること》を告げられたのだった。
★★★
不安定なお天気の影響をモロに受け、生命エネルギー低下中。
寒いです。
もうコタツを出してもいいですか?


明日までにコタツのご用意を! 冷えるそうですよ(笑)
今年は湯たんぽが1.5倍も売れてるそうです。
>「ここは美術館ではない」
確かに。このように濃高な美の詰まった美術館はないでしょう。Fu さまはご存知ですか?
>男声独特のまろやかな歌声が教会に響き渡る。
生で聴いてみたいです♪
高いボールド天井にも憧れます(笑)
フラウエン教会は決して派手ではないですが、あの凛とした空間は落ち着きますよね。
男声のミサ曲が聴けてラッキーでしたね。
あそこや近くのミヒャエル教会では、ときどきうれしいハプニングがあります。
近くに恐るべき品揃えのCDショップがあり、ミュンヘンへ行くと必ず両方とも足を運んだものです。
もうひとつは通称アザム教会ですね。
小さいのに頭がクラクラするくらいに装飾がすごいですが、結構あの手も好きです。
バイエルン地方ではよく見られるタイプで、田舎の教会にも驚くようなものがありました。
同様に装飾が美しいビュルツブルクのケッペレは行かれたことがありますか?
ケッペレは坂と石段をかなり登りますが、頂上には素晴らしい教会が待っていますよ。
ありがとうございます!
まさに、一つの宇宙。
小さいからこその
充実感がいいですね☆
毎度ながらヨーロッパに
息づく美意識に感嘆させられています。
「和」のわびさびの良さもわかるつもりですが、
どうも西洋的な美に惹かれるのは
先天的な好みなのでしょうかね・・・。
昔からバレエが好きなのも肉体美の
アートだからでしょうね^^。
本日コタツを出しました!
明日は寒いと天気予報で言ってましたが、朝から外出の予定です(´・ω・`)ショボーン
>確かに。このように濃高な美の詰まった美術館はないでしょう
注意書きの言わんとしていることは「ここは大変美しいが芸術品のつまった美術館ではない。ここは教会。神の家、祈りの場ということを念頭に置いてお入りください。」ということだと理解していますが、なるほど、そう言われれば、そうとも言えるかもしれません。
教会だからこそ持ちえる美。
これほどの濃厚な美は、神への賛美の気持ちがあったからこそ生み出されたものなんでしょうねぇ。
>生で聴いてみたいです♪
息がぴったりでした。
相当練習を積んでいるな、という感じでした。
特におじさんのなかに一人だけ混じっていた少年のボーイソプラノがとても美しかったです。
>高いボールド天井にも憧れます(笑)
本当に天井の美しい教会です。
爽やか&清らかなイメージは聖母マリアの名にふさわしいです(^−^)
りりかさん、またコメントいただけて大変うれしいです(^−^)
>あの凛とした空間は落ち着きますよね。
「凛」!そうですね、その言葉がぴったりです。
外観と内部に結構ギャップがありますよね?
もっと古めかしい感じを想像していましたので、あの際立った内部の美しさには新鮮さを感じました。
>あそこや近くのミヒャエル教会では、ときどきうれしいハプニングがあります。
ミヒャエル教会は、次回登場予定です♪・・が、嬉しいハプニングには出会えませんでした。残念。
>バイエルン地方ではよく見られるタイプで、田舎の教会にも驚くようなものがありました。
いわゆるババリアン・バロックというスタイルでしょうかね?
バロックは一部を除き「うっ」と思ってしまうことが多いのですが(お腹いっぱい)、あの教会のスタイルは大変好みです。
>同様に装飾が美しいビュルツブルクのケッペレは行かれたことがありますか?
ケッペレは坂と石段をかなり登りますが、頂上には素晴らしい教会が待っていますよ。
リーメンシュナイダーのアダムとエバの複製があるマリエンカペレのことでしょうか!?(ゴシックだから違うかな?)
渡独回数7回にして、なんと一度もロマンティーシュ・シュトラーセの街に下車したことがないんですよ、鉄道で通るだけで・・・
旅の目的がほとんどベルリン・フィル、ゼンパーオパーなどの音楽が中心になってしまうので、なかなか他に足を伸ばせません。
リーメンシュナイダーのアダムに恋してますので、一度はヴュルツブルクに行ってみたいのですが・・・はぁぁあ(涙)
>小さいからこその
充実感がいいですね☆
外の扉からは想像もつかない空間です。
フツーにいろんなお店が並んでいる通りにこんな宇宙が存在しているなんて一体誰が想像できるでしょう!?
>先天的な好みなのでしょうかね・・・。
あ〜、これですねぇ、私も疑問なんですよ。
中華料理屋みたいなインテリアの家(プロフィールのところの写真のとおり)で育ち、仏像(父の趣味)に囲まれていたのに、この西洋趣味は一体…
仏像の微笑みも素敵だと思いますが、私がより惹かれるのは痛々しい磔刑像のほうです。
なんだろう、魂のかたちがヨーロッパ型なのかな(笑)
>昔からバレエが好きなのも肉体美の
アートだからでしょうね^^。
肉体にこだわるのはまさにヨーロッパの発想ですよね。
ところで、生のバレエを見たのは去年の春が初めての私です。
TVではよく見ていたのですが、生を見て初めて「足音」がすることに気づきました。
飛び跳ねているので、あたりまえなんですが(爆)、TVだと音楽しか聞こえないんだもの。
生き生きとしてるね
宗教というのは私には止まったイメージだったんだけど
本当は躍動してるんだね
止まったイメージ?
そうなんだ、なんかその意見が逆に新鮮デス(笑)
>本当は躍動してるんだね
バロック(上の方の教会)は、波打ち うごめていているし、ゴシック(下の方の白い教会)は、天に向かって伸びています。
そして臨場感溢れる記事ですねvなにかあちらに行ったような気分を味わえました
>マリア様が心を貫かれている像
他の教会でもこのスタイルの像を見ました。
絵画の世界ですと、聖母の7つの御悲しみということで7本(!)刺さっているのが、多いのですが、聖像では7本は無理そうですね。
1本でも十分痛そうです・・。
しばらく教会めぐりのレポートが続きます。
どうぞお付き合いください(^。^)
nice!ありがとうございます(^−^)
Papalinさんのようなカメラの腕前だったら、もっと素敵に撮れただろうなぁって思います(カメラ音痴。数度一眼レフにトライするも見事玉砕)
クリスマスに向けてFu好みの曲を積極的に録音されてますね。
じつはこっそり聴きに伺ってマス