
5か月振りに訪れたバンベルクは、今回もどんよりとした天気であった。
暗い色の厚い雲を背負ったバンベルク大聖堂は、今日も不機嫌そうな顔をしている。
大聖堂の重い扉に手を掛け中に入ると、外気温との差にぶるっと震えた。
外も十分寒かったのだが、中はさらに冷え冷えとしている。
私たちが真っ先に向かったのは、入口の少し先にある案内図だった。
例の場所を探す。
ええと、4番の場所は…
4) 司教の埋葬墓
司教の墓だったのか。
とはいえ、教会内の墓は特に珍しくもない。
ずいぶん古いもののように見えたが…どういった謂れの墓なんだろう。
何か資料がないだろうか、と右前方のインフォメーションに向かう。
「バンベルク大聖堂―信仰の宝」というカラーのパンフレットと「バンベルク大聖堂 ご案内」というコピーのリーフレットを手に取る。
係の女性に1ユーロを支払うと、彼女はパンフレットを開いて見どころを説明してくれた。
「この彫刻は外にあります。方向はこっち。それから…」
きさくな雰囲気のご婦人が細かく説明してくれたのだが、私の頭は司教の埋葬墓のことでいっぱいだった。
資料の中に詳しい解説がないだろうか。早く見たい。
彼女との会話を切り上げると、私はパンフレットとリーフレットから該当の場所を探した。
はたしてそれはリーフレットに載っていた。
司教の埋葬墓なるほど、あの場所は発掘された古い古いクリプタ(納骨堂)だったのだ。
埋まってしまっていたハインリッヒ二世の一番目の大聖堂の西クリプタ(納骨堂)が発掘捜査によって発掘された。新しく完成された埋葬墓は1996年に奉納。1997年にはその右側に司教区創区者の長であるハインリッヒとクニグンデのための記念碑が建てられた。
あの雰囲気はそうだろう…と合点がいった。
相方の言っていたとおり、「カタコンベ」で間違いなかったということだ。

それにしても、この大聖堂では、なんとも落ち着かない気持ちになる。
居心地が悪い、としか表現できない。
たいへん美しい聖堂ではあるのだが、アシンメトリーで少し変わっている構造がそんな気分にさせるのか…
東クリプタは、上から丸見えだし!
寒気と背筋のゾクゾクが止まらない。
寒さのせいなのか、クリプタと知ったせいの気分的なものなのかは分からない。
「とにかく例の場所にもう一度降りてみよう。」
意を決して、西クリプタへの階段を二人で降りて行った。
一歩先が見えないほどの暗闇。
黴臭い匂い。
クリプタの奥と新しく作られた手前の墓だけが仄かな灯りでぼんやり照らされている。
「この間みたいに何か感じますか?」
「いや、特に何も。」
今度は、前回何も感じなかった私のほうが暗闇に怯えていた。
心のなかで死者への祈りを捧げると、私はそそくさと上に登った。
さて、オバケさんは無事クリプタに帰ってくれたのだろうか?
「あー、なんだか肩が重いわ。まだオバケが憑いてるのかも。」
大聖堂を出た後の相方の言葉にぎょっとする。
彼は私の反応を面白がって、からかっているのだ。
気分を取りなおして、外壁を見て回る。
自らの殉教具である石を手にした聖ステパノ(彼はキリスト教史上最初の殉教者で、激昂した民衆たちによって石打ち刑にされた)の像が微笑んでいる!

殉教具を手にした聖人像で、これほどの満面の笑みを浮かべた像を私は他に知らない。
見れば見るほど不思議な微笑みであった。
なんだか私は、この大聖堂にもからかわれているような気分になったのだった。
★★★


ところでセバスティアン、
日本の弁慶とオトモダチだった?
>最後の微笑みにゾクっとした...
不思議な微笑みでしょ?
>日本の弁慶とオトモダチだった?
??
体に矢を受けたから??
雰囲気的に怖い時と怖くない時があるね
怖い時がまさに
コワい。
居心地が悪いっていうのはわかるよ
でも
笑ってるから、そうでもないのかも(多分)
あっちのお墓にはよく行くのだけど、怖い気分は味わったことないのよね。
土葬+夕方真っ暗になってから行っても怖くなかった。
今回真昼間だったのにかかわらず、本当に怖かったのでした。。。
笑ってたから余計に怖いんだよぅ。
ひぃいい
Long time no conversation
でございました。
自身のブログは放置したままですが、
主に守られ神学校生活も残すところ
5ヶ月を切りました。
恐ろしく早い勢いで、
月日が過ぎて行っているように感じています。
卒論が進まないからでしょうか...(恥)
卒論のテーマは、
「愛と罪」です。
正式な題はまだ決定していないのですが、
内容としては、
イエス様を救い主と受け入れ、
罪から救われた身となったのに、
人間は生きている間中、
いつも新しく?!罪との戦いを
続ける苦しみがあり、
完全に罪から解放されるということは、
出来ないでいること。
パウロが嘆いたように、
成そうと思う善は出来ず、
返って悪を成してしまう
哀れな人間に対して、
イエス様はどれほどのことを
このような惨めな私たちに
して下さっているのかということを、
確認することによって、
それでも赦され続けているという、
神からくる平安と、
すでに勝利されたイエス様のゆえに、
この押し寄せてくる罪と戦って、
私たちも勝利することができるという、
信仰によって、
希望を頂きたいと思っています。
だいたいの場合、
欲望の方が勝り、
だいたいの場合、
ごまかしている私なのですが、
今度ばかりは、
逃げられないと感じています。
Fu様が芸術を愛して、
それゆえにその世界観が、
豊かであるように、
またその芸術を通して
イエス様を仰ぎ見ることが、
イエス様をもっともっと愛することに
繋がっているように、
私もこのブログを拝見させて頂き、
また元気をもらって、
明日も今日より少しでももっと
イエス様を賛美したいと思います。
久しぶりで、
そして長文
大変失礼致しました。
主の祝福をお祈りしています。
miyakeview
そう、最後の微笑みは
幼い頃のトラウマ、「ケペル先生」に似てるんだ!
恐いよぉ〜〜〜〜(×△×)
きっと卒業に向けて忙しくしてらっしゃるんだろうなぁと思ってました。
ことを成就させないといけないときは、気持ちばかりが焦って、時間が物凄い勢いで過ぎていきますよね。
>パウロが嘆いたように、
成そうと思う善は出来ず、
返って悪を成してしまう
まさにずっと私の心にひっかかってきたことです。
ほんとですね。
いつもいつも、繰り返し なのです。
>Fu様が芸術を愛して、
それゆえにその世界観が、
豊かであるように、
またその芸術を通して
イエス様を仰ぎ見ることが、
イエス様をもっともっと愛することに
繋がっているように、
私もこのブログを拝見させて頂き、
また元気をもらって、
このお言葉、とてもありがたく・・・心に染みました。
さて、最近の私はどうでしょう。
ちょっと調子に乗って、謙虚さが足りなくなっているようです。
今の私は芸術を通して、あの方を仰ぎみているだろうか?
心が折れそうなときばかりあの方の面影を追っている自分に大きな違和感を覚えています。
心身ともに以前より格段に元気にはなりましたが、どうも自分の心のアンテナが鈍くなっているような気がしてならないのです。
miyakeviewさんのこのお言葉は、私をあるべき立ち位置に戻してくださるように感じています。
卒論、きっといいものが書けると思いますよ。(プレッシャー!?)
お祈りしてますね!
次の記事はmiyakeviewさんに捧げます(^−^)
ケペル先生、知らなかったので、検索してみましたたよ。
あぁあ、これは怖いわ!
小さな子供にとっては、トラウマになりそうです。
私は子供のときにみた、サンダーバードの人形が怖かった!
リアルすぎて今見ても。。。(T_T)
人形って怖い…とくに腹話術系の、リアルなやつ。
追記
ケぺル先生を調べてたら、弁慶が出てきましたよ。
ちょっとびっくり
http://www.youtube.com/watch?v=d1145GKBMUM
まだ怖かったら、ご覧にならないでくださいまし。
笑
恐くなかったけどブキミだった。
そうかぁ、小学生も低学年の番組だ。
「橋」で弁慶出てくるんだね。
20歳まで住んでいた町医者が「弁慶橋医院」ってとことろで、
いつもお尻に注射されてた。
弁慶橋、って場所だったのかな...住宅地だったけれど。
過去はすべて神のあわれみにまかせ、
現在はすべて神の深い愛情にゆだね、
未来は神の偉大なる摂理、つまり神の
あなたに対する計画に、
すべてをゆだねなさい。
<聖アウグスティヌス>
あわれみにお任せする〜〜〜
お尻に注射って!!
記憶にある限り お尻に注射されたことないんですけど・・・!
痛そう。。。
今まで一番痛かったのは、舌の裏に造影剤入れたときの注射です。
お尻とどっちが痛いかなぁ。
打っちゃいけないことになったとか聞いた。
舌の裏の造影剤は辛そうだ〜〜〜
造影剤って全般痛かったり苦しかったりと思う。
バリウムも造影剤でしょ。
一番痛かったのは...
そうと知らずに受けた虫垂炎の手術前の、
脊髄麻酔デス。
なんていうか、痛!って思った次の瞬間、
両足に麻酔薬が流れていくのがわかるの〜
きもいよ〜
その後朝晩の点滴も針が太かったし、
今みたいに自由に動けなくて辛くてね、
静脈注射になったときすごくうれしくて、
喜んでる私にビミョ〜な笑顔の看護婦さんだった。えへへ
気持ちよかったのは全身麻酔の注射。
私にとっての「臨死体験」(笑)
ああ、ケペル先生がとんでもない話題に...
脊髄麻酔 ひえ〜〜
その気持ち悪さはなんとなく 想像できるような。。。
私 麻酔ってすごく怖いのです。
麻酔が引き金となって、発作や呼吸器合併症を起こすことがあるので。
歯医者のちょっとした麻酔でも、喘息患者用の麻酔でお願いしてます。
交通事故とか自分の意識が飛んじゃうようなケガや病気をして、知らないうちに全身麻酔されて何かあったら…と想像するだけでゾワワです。
あの眠りに落ちるカンジ(ドラマなどから想像)は確かに気持ちよさそう。
いろんなリスクに立ち向かっている麻酔医のかたってすごいなーと思います。
私は血圧が低かったので、
実は術後首まで麻痺しててね、
ものすごい高熱が出て、頭を高くされて、
熱から醒めたときひどい頭痛で、
枕外してもらおうとしたら、
麻酔が頭に入って危険だと、看護師がすっ飛んできたのでした。
今頃「れれれ〜」だったかも、なのです。
一昨年の父の胃がん切除も、
喉の嚥下反応への麻酔さえハイリスクで、
戦々恐々しながら、母も、兄も、私も、
石のようにただ待つしかできなかったっけ。
84歳で、片肺で、気管支拡張で、
心臓肥大で、不整脈で、群発性脳梗塞で、
それでも無事ストレッチャーで還ってきた父。
今の医学のめざましい進歩を目の当たりにした。
Fuちゃん、心配は半分以下にできると思うよ。
(安心と慰めのお返し・笑)
>麻酔が頭に入って危険だと、看護師がすっ飛んできたのでした。
キャーーーーーーーーーーー(蒼白)
怖いのはお医者さんが私の既往症を知らないで、麻酔を掛けちゃうことなんですよね〜。
喘息って最初から分かっていれば、それに対応した麻酔のやり方をやってくれるでしょう?
家族には言っているのだけど、外で一人でいるときに何かあったらと思うと怖いのでした。
そうか、お薬手帳と一緒に病歴書いたメモをいつも携帯すればいいのかな。
あ、あと「神父さんよんでください。」というのも!